メールマガジンもその工夫のひとつです。
先日は【触察の5大効果 実は4大効果+1テクニック】というタイトルで発行しました。
ボディワークと触察のつながりが理解できないという質問がありましたが、ボディワークは「個々のつながりとホーリズム(全体性)を大切にする」技術です。
ボディワークの2大要素の
○脳の可塑性
○全体性
のどちらも理解するためには、生活するうえでの筋肉同士の関連性を理解しなくてはいけない、そう思うのです(それを知らずにどうやって全体性を理解するのでしょうか)。
そのためのツールが触察です。主に
○筋肉(筋膜)同士のつながりが理解でき
○筋膜という感覚器を操作するために役に立つ技術
だからなのです。
(筋膜と可塑性とのつながりについてはセミナーやカルチャー講座でお伝えし、ブログやメルマガでも時々触れています)
ボディワークの全体性についてもっと具体的にお伝えするためには、実際の症例に基づいて解説できれば分かりやすいかと思うのですが、まずは守秘義務があり、また100%をお伝え出来ないので、どうしたものかと考えています。
でも、少しずつその努力をしていこうと思います。
まずは自分のケースをお伝えしてみたいと思います。
先日、日常生活に支障をきたすような痛みが背骨と肋骨に起こりました。
ストレッチポールで背骨を伸ばし、ストレッチ(回旋運動)で肋軟骨の緊張を緩和させようとしましたが、まったく効果はありませんでした。
とても困って同じくオープンパス身体教育研究所のワーカー、(一般社団法人オープンパスメソッド協会の代表理事も務める)小川隆之氏にセッションをお願いしました。
小川氏はロルフメソッドからそのキャリアをスタートしましたが、今ではLRモデルという浅筋膜の操作モデルを確立して施術を行っています。
筋膜リリースとは全く異なる独自のテクニックを使うので、その技術を知っているわたしでも、時々どんな意図で施術をしているんだろう?と不思議に思います。
主訴:背部と肋骨部の激痛。あまりの痛さに朝方に目が覚め、しばらく眠れなかった。
少し前から肩甲骨より少し下の脊柱に違和感があった。
激しく運動した後で重いものを持ったこと、その後のセッションで脊柱をねじる姿勢が続いたのが原因かと自分になりに予測していた。
主訴を赤の円、施術してもらった箇所を青の円で示します。

お気づきかと思いますが、主訴とは関わらない場所を施術しているのが一目瞭然です。
関連性が分かりにくいかもしれませんが、すべて「生きるための解剖学」に基づいています。
それは机上の解剖学(暗記の解剖学)ではなく、筋肉がどう動くかの解剖学(機能解剖学)でもありません。
生活と動作に関わる解剖学です。
具体的な施術の様子については、後日、解説しようと思います(覚えている範囲内で)。
結果は、施術後に痛みは7割減、今は少し痛みがあるけれど夜中に起きてしまうような激痛は消え、支障なく日常生活を送れるくらいに改善しました。
もう激しい運動もできそうです。
オープンパスメソッド

クライアントさんの変化に応じて、臨機応変にリリースすべき筋肉を「理論と経験で」分析し、セッション構成を組み立てて進めます。
漫然と、漠然と行わないので、からだよりも頭が疲れます。
12時間で頭部から足先までを触察する「触察ベーシック1」
https://peraichi.com/landing_pages/view/basic1
わずか54時間で90筋を施術やティーチングに必須の90筋を触察する「触察ベーシック2」
http://bodywork.openpathmethod.com/
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ご希望のセッションと、ご希望日を第三希望までお知らせください。
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