クライアントセンタードのセッションは、言い訳が効きません。
メニューが決まっているので、手順が決まっているので、触る筋肉が決まっているので、等々の言い訳は効かず、つまり自分の技量によってクライアントさんの希望をかなえていかなくてはいけません。
いつか結果として良くなるという言い訳はせず、一回一回が真剣勝負です。
左右対称のセッションの必要性は無くなり、部位的なリリースに留まらず、全体のバランスを損なわずにセッションをするための新しい意味でのホーリズム=wholism(身体および感覚を含む個人の主観とワーカーの客観とのすり合わせ)を意識したアプローチが必要となります。
「凝っている」「痛い」「気持ちいい」場所にこだわらず関係性を考えてセッションを、約60分に凝縮して構成します。
オープンパスメソッド(R)は「膜連続体の張力」をほどくことにより緊張や辛さが軽減していくことを目的とし、触察と動作分析によって効果的なセッション運びができるようなセッション構成を組んでいます。
クライアントさんの要求はさまざまで、それに見合ったセッションを行い、しかも結果を出す、それが毎回のミッションです。
久々に、オープンパスメソッド(R)についてちょっとマジメに書いてみました。
こうして自分の技術についてブログに書くことができるのは、肯定的で細やかなフィードバックをしてくださあるクライアントさんがあるからこそです。
充実した気持ちで帰路につくことができる日は幸せな気分です(本日も!)。
この場をお借りしまして皆様に御礼を申し上げます。

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『ボディワーク入門』増刷に伴い、10月期からの講座は『気軽にできるボディワーク』としてリニューアルいたします。
動きを使って体を楽にするムーブメントテクニックと筋膜リリースで体に変化をもたらす方法をお伝えします。
初心者からプロの方まで、レベルに合わせて技術をお伝えします。
見学、体験もできますので、お気軽に読売文化センター恵比寿にお問い合わせください。
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