2016年02月25日

昨日の勉強会「全体性」

昨日は夕方から2時間半を使って、オープンパスアドバンスボディワーカーの方たちと勉強会を行いました。
勉強会の議題は
(1)人工関節のクライアントさんに対するセッション/歩行分析、姿勢分析の観点から
(2)頭蓋/硬膜のマニピュレーション(実際には頭蓋のマニピュレーションの練習)
上記の2点に焦点を当てて勉強会を行いました。

クライアントさんが特徴的な病理的症状を持っていらっしゃると伺うと、どうしてもその部位に気持ちが集中してしまいます。
でもよくお話を聴くと、そうした状況の中でも「全身のバランスを保って動きたい」という大きな目標をもっていらっしゃることがわかります。

オープンパスメソッド(R)は全体性を大切にセッションを構成するので、たとえクライアントさんの主訴がある一か所に限っていたとしてもそれに関わって全身を観察しながら主訴を解消するためのさまざまなテクニックを駆使し、またセッションの結果がセッション終了後にも根付くように考えなくてはいけません。

しかしながら、この点が非常に難しいということは、これまでのトレーニングやセミナー等で「伝える」ことを経験してとてもよく分かります。

筋膜の緊張を分析する段階になると、どうしても全体が見られず「肩こりだから僧帽筋」「腰痛なら脊柱起立筋」と、初心者のうちはマニュアル的なリリースをしてしまおうとするのです。
もちろんこれは、ボディワークのセッションに慣れていく行程なのでそれで良いと思いますし、その都度「マニュアル的でいいのか」と自問するいい機会になると思います。

勉強会の目的は、自分のセッションの傾向に気付くこと、そこから抜け出すこと、そのための新たなアプローチ法を見出すことなので、皆が集まっていろいろな意見を出し合うことがとても有意義なのだと実感します。
こうした議題がでるくらいに積極的にセッションを行い、またクライアントさんの信頼を得ているというのは素晴らしいことだと思います。

私もまだまだ学ぶ立場ですが、次回の勉強会では議題に関連する資料などをまとめつつ参加できたらいいなと考えています。

今日は今日で仕事とは関連しない、新宿区主催の講座に参加したのですが、そのご報告はまた後日。

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オープンパス パルペーションインテンシブセミナー<次回は2月28日です
時間枠:10:00−13:00 14:00−17:00 各3時間
会場:オープンパス・オフィス(東京都新宿区西新宿4−32−4)
講師:小川隆之、斎藤瑞穂
毎回のカリキュラムはこちらをご覧ください。http://baucafe.sblo.jp/article/172739339.html
オープンパストレーニング公式サイト http://openpathmethod.com
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2016年02月22日

リラックスすることと眠ることは別なのでは?

先日、facebook pageにオープンパスメソッド(R)の特徴をご紹介しました。
https://www.facebook.com/openpath/

オープンパスメソッドの特徴.jpg

オープンパスメソッド(R)はリラクゼーションテクニックとしての活用もできますが、リラクゼーションという意味合いは、意識を弛緩させ、完全にワーカーにお任せ状態になるという意味合いではありません。
副交感神経を優位にさせることを目的としていますが、それとと同時に、ボディワークの特徴である体性感覚を高める意図を以てセッションを行っています。
だから身体感覚が変わり、構造(姿勢)が変わります。

なぜか、リラックスすることと眠ってしまうことが同意語としてとらえられているようです。
疲れて→寝てしまった。
退屈で→寝てしまった
リラックスして→寝てしまった
というように、原因論的に眠気が起こるのに、リラックス=眠くなるという勘違いがワーカー、クライアントさん(お客さん)ともにあるようです。
眠るためにマッサージを受ける方もいらっしゃるようですが、ここではそうしたケースは別物として扱わせてください(昼寝のためにフランスの画家の名前を冠した某喫茶店に行く、と同様の因果関係がここにはあるので)。

ボディワークのテクニックをお伝えしていてよく聞くコメントは「お客さんがリラックスしているときに動いてくださいなんて言えない」というコメントです。
リラクゼーション出身の方に多いコメントです。
厳しいことを言いますが、リラックスしてもらいながらも動いてもらうなんて簡単なことです。
ワーカー自身がセッションを受けつつ動くことの心地よさを体験していないからこそ、動いてもらうことを躊躇してしまうのではないでしょうか。
自らの体験がないためにクライアントさんに動いてもらえないとしたら…動きがリラクゼーションを邪魔するような言い分を聞くと非常に疑問を感じてしまいます。

経験から言うと、クライアントさんは自分にとって気持ちが良いことであれば、意識水準が下がっていて半分眠っている状態でも動いてくれますし、高いお金を払って眠りに来ているとは考え難いのです。
例え10分1000円のセッションをしていたとしても、クライアントさんに快の経験を伝えることができれば意識ははっきりしないながらもこちらの誘導に従ってくださいます(これも経験からの発言です)。
オープンパスは眠ることを目的としたクライアントさんがいらっしゃらないからこその意見だといわれるかもしれませんが、少なくとも私のクライアントさんは最初は眠るつもりで来ても、セッションを続けるうちに「もったいないので寝ません」というクライアントさんが100%です。

業界的にはナイショにしておいた方がいいかもしれませんが「眠ってくれた方が楽」なのは確かです。
でも、眠らせず興奮させず、心地よく動きながら身体と意識を変えていくことこそがボディワークの醍醐味だと思います。

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オープンパス パルペーションインテンシブセミナー<次回は2月28日です>
時間枠:10:00−13:00 14:00−17:00 各3時間
会場:オープンパス・オフィス(東京都新宿区西新宿4−32−4)
講師:小川隆之、斎藤瑞穂
毎回のカリキュラムはこちらをご覧ください。http://baucafe.sblo.jp/article/172739339.html
オープンパストレーニング公式サイト http://openpathmethod.com
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2016年02月11日

副鼻腔炎を解剖生理学的に考えてみました

体調が思わしくなかったので、自分なりにいろいろと要因らしきものを調べてみました。

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たとえば副鼻腔炎などで頭蓋骨内部に内圧がかかるとします。
炎症がおこる上顎洞は蝶形骨と隣接しており、蝶形骨は縫合で15種23個の頭蓋骨に影響を与えるため、縫合がずれて頭蓋骨は変形します。
また、上顎洞は内耳と間接的につながっています。
副鼻腔炎が中耳炎を起こす原因はここにもありそうです。
内耳には耳石が存在し平衡感覚をつかさどる部位でもあり、内耳神経および顔面神経も走行しています。

頭蓋骨と頸椎との関連としては、第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)は平行に位置しており、環椎は直接に後頭骨に隣接しています。

つまり、後頭骨に変位があれば環椎と軸椎の関係に乱れが生じ、その下に位置する頸椎第三番目〜第七番目の並びも乱れ、横突起脇から出ている神経は圧迫を受け、第一肋骨脇を走行している腕神経をはさむことで尺骨神経、正中神経、橈骨神経に不具合が起きます。
手がしびれる、手の感覚がない、手が冷たく感じるなどの症状が起きることもあるようです。

それに加えて、後頭骨と環椎、軸椎に関連している筋である後頭下筋群は眼球運動に関連し、また咀嚼にも関連する筋肉であることから眼部の圧迫感や疲労感を引き起こし、正常な咀嚼運動を妨げる要因にもなります。
後頭下筋群のある筋の働きは眼球運動に制限を与えますし、咀嚼運動が十分でないと消化不良を起こします。

なるほど病理的要因が構造的、ひいては機能的なマルファンクションをこうしておこしていくのかと怖くなりました。
だからと言って負の連鎖に必要以上に脅かされることはありません。
関連を知り、自分でできる対処法を知ればあとはコツコツと身体と向き合いつつ小康状態を保つだけです。

歯磨きの習慣をつけるよりも面倒くさいですが、気持ちよさは歯磨きの比ではないので、毎日できなくても楽になりたいと思ったときに細く長くメンテナンスしていけるのではないかと思います。

メンテナンスのためには精確な触察力が必要なので、時間があれば小川氏にお願いして動画を取れたらと考えています(リンクは小川氏の動画に飛びます)。
もしくは近々、困っている方を対象に(専門家以外の方のみを対象に)、その症状だけにじっくりと時間をかけてメンテナンス方法をお伝えしていくワークショップができたらいいな、とも考えています。

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第11回オープンパス パルペーションインテンシブセミナー<単発参加可能になりました
開催日時:日曜日 10:00−17:00/2016年2−6月(全15回)
会場:オープンパス・オフィス(東京都新宿区西新宿4−32−4)
講師:小川隆之、斎藤瑞穂
毎回のカリキュラムはこちらをご覧ください。http://baucafe.sblo.jp/article/172739339.html
http://openpathmethod.com/(トレーニング公式サイト)
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