うーん…と悩みました。
きっと、ワーカーによって「良いクライアントさん」の定義が違うだろうと思います。
私にとってどんなクライアントさんとのお仕事が理想的なのだろう、と考えつつ日々を過ごしていましたが、なんとなくぼんやりとわかってきました。
良いクライアントさんという定義は私にはなく、代わりに「満足のいくセッション」があるのだと気が付きました。
時間的にも金銭的にも負担を負ってきてくださるクライアントさんに応えるためにも「双方にとって満足のいくセッション」であってほしい。相互に求めるセッションを追求できたらこんなに嬉しいことはないと思うのです。
それを実現してくれる条件の一つとして「集中できる環境」が挙げられます。
これはたとえ話ですが、クライアントさんが叫んでいたり独り言を言ったりしていても、私の集中力がクライアントさんの要求を叶えることに向かっている限り全く気になりません。整った環境の中でセッションができていると感じます。
逆に集中を妨げるような要素を持ちこまれ、その結果十分な成果がでなかった場合、これはいつでもワーカーの責任となります。
不本意な気持ちで次のセッションの準備をしたり、帰路についたりするのは空しいものです。
双方のために「集中できる環境」を作るべく、目に見えるかたち、目に見えない形でのサポートをしたり、境界を作るためにアサーティブになったり譲ったりしながら気配りをする。
これがセッションの基本です。すべての仕事に共通する部分です。
双方に集中できる環境づくりには、オフィスの環境などある程度の改善ができるものもあれば、クライアントさんの自分に対する価値観や観念など、変化を促すのが困難でそこまでの踏込みが必要なのか疑問に思えるものまであります。
環境が整えられないと思ったら、きっとセッションを続けることはできないと思います。
ボディワークセッションは仕事でありつつも、ただ収入を得るだけの手段ではないと、いつも思いながら仕事をしています。
協力的なクライアントさんに感謝の気持ちを持ちつつ、セッションを続ける日々です。

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