「浅筋膜」は表層を覆いますが、一部は腱膜や支帯になります。
「深層筋膜」も業界用語です。
「深筋膜」が解剖学的表現で、類似の働きをする筋群を包んでいます。
違う働きをする筋群との間で仕切りを作ります(筋間中隔)。
これらについては本日の第六期オープンパス認定パルペーショントレーニングで小川氏が簡易に説明をしました。
ネット検索していたら、こんな表現を見つけました。
・・・「表層筋膜」に複数の筋肉が包まれています・・・
→「複数の筋肉が包まれている」のではなく、「浅筋膜」は全身を覆っています。筋肉を包む「深筋膜」と「浅筋膜」は異なりますし、「表層筋膜」という表現はSI業界に特化したものですが、治療家の方にも浸透し始めているようです。
例に挙げてしまったサイトに対して誹謗、中傷するつもりは一切なく、不特定多数が閲覧できるウェブ上に情報を掲載するというのは、本当に難しいことだと、同様の立場として深く理解をしています。
それにも関わらず文章を引用して説明したのは、「表層筋膜」「深層筋膜」がためらいなく記述されている昨今、それらが正式な解剖学用語だという誤解を解きたいと思ってのことです。
共通言語での説明能力を持ちつつ業界用語を駆使できる柔軟性を持つことで、わたしたちボディワーカーはボディワーク業界と社会(解剖学語が共通言語である社会)との橋渡し役になれるのではないかと考えています。
