○実体験を伴わせる ○体験の共有をする
これが第一段階でした。
第二段階には、筋の持つ特徴を最大限に活かすというプロセスが加わります。
セルフリリースを反復可能な技術としてお伝えするため、またリリースそのものも再現性の高い技術としてお伝えするために、手順を細かく精密に行っていきます。
これまでよく耳にしてきた「重力」ですが、「重力」とはつまり筋繊維が自らの特性を十分に活かす為の条件です。
筋の特性を発揮させるためには、引力が利用されなくてはいけません。
筋繊維の特徴を解剖生理学的に理解し活用することにより、不必要な力を使わなくても変化を起こすようなテクニックをお伝えしました。
それだけでなく、呼吸という休むことのない人間の生のリズムをもリリースのツールとします。
ソマティカルな観点で一連の出来事を観察しつつ(内観とソマティカルな観察は異なるものです)、リリースに最適な環境を作り上げるための努力が行われますが、すべてセルフリリースに欠かせない行程です。
動き、感覚し、体験を吟味するという積極的なリリースへの参加が、おひとりおひとりのリリースを完成度の高いものとします。
今期のカルチャー講座は、テキストに掲載されていないテクニックもお伝えしようかと考えています。
