また、姿勢分析において、骨盤の前傾/後傾を「見た目」で判断せず、腸骨稜に手を置いた感覚でも判断しません。
ご自身の臀部が「出っ尻」と悲観するクライアントさんがいらっしゃいますが、分析を行うと骨盤の前傾が極端なわけではないケースがあります。
そうしたケースでは、腰椎と仙骨、尾骨との関連を相対比較します。
「出っ尻」と主張するクライアントさんの腰椎〜仙骨〜尾骨の関連を詳しく観察すると、腰椎の湾曲が緩やかであっても尾骨が後方に突き出し、それに見合って臀筋が盛り上がるために出っ尻に見えています。
尾骨の位置は変えられず、腰椎〜仙骨〜尾骨の関係性も変えることはできません。
腹直筋でお腹を引っ込め腰椎を伸ばすような無理な姿勢をしていただきたくないので、その旨を詳しく説明し、納得していただきます。
見た目を良くしたいのか、健康的に過ごしたいかによってもアドバイスは変わってきますが、インテーク(カウンセリング)と姿勢分析をしっかりと行ったうえで判断します。
