2013年09月04日

ローテーターカフの痛み

ロルフィングの10セッションを受けてくださったクライアントさんが何年かぶりに連絡をくださいました。
左腕が上がらず痛みがある状態で過ごしているそうです。
早速おいでいただきましたが、痛みはかなり鋭くわずかに動かしても「神経的な痛み」が起こるそうです。
もちろん、可動域も狭く日常生活にも支障をきたしていました。

熱感や腫れはありませんでしたが、バンザイのように手を上げる、からだの横で手を上げる、後ろに手を回す動作ができませんでした。

クライアントさんに痛みの場所を確認していただきつつ触察を行うと、棘上筋、棘下筋、小円筋、小胸筋、上腕二頭長頭等、主にローテーターカフ関連の筋に痛みが起きているようでした。
烏口突起に付着している筋群をリリースすると楽になるというコメントもありました。
痛みをたどっていくと、腕神経が通っている箇所がどうやら痛みが強い場所のようです。

一回目のセッション後はすぐに痛みが戻ってしまったようですが、2度目のセッションで、オープンパスメソッド(R)のファシャワーカー養成トレーニングで前回お伝えしたテクニックを使ってみたところ、顕著な変化がありました。
拮抗筋を利用する方法で、マッサージテーブルは使わず立位で痛みが起こる場所を特定しつつリリースを行いました。
棘上・棘下筋の痛みがかなり軽減され、クライアントさんも嬉しそうでした。

筋の走行を辿れなけれど、きっと痛い場所を上から押し付けて筋膜を引っ張る程度のリリースしかできなかったと思います。
起始停止から対象となる筋を想定し、走行を追って丁寧にセッションし、立位で動作確認をしていただき、クライアントさんのフィードバックを受け止めまたリリースに戻ることを繰り返し、初回のセッションでは可動域がかなり狭まっていた左腕が右腕とほぼ同じ可動域になりました。

深いところに痛みが残っているということなので(上腕二頭筋長頭と思われる部位)、今度こそ痛みが取れるようセッションに臨もうと思います。

的確なフィードバックをくださるクライアントさんに感謝です。
クライミングの再開を楽しみにしていらっしゃるクライアントさんとのセッション報告でした。

rope.jpg

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第八期オープンパスパルペーショントレーニングは2013年11月3日スタートです。
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