ボディワークもある程度それに準じていますし、精神分析やカウンセリングもそうです。
ところが、本来的にはボディワークは時間給には換算しかねるのです。
クライアントさんのからだの状況を観察しつつ、主訴にあったセッションをしていくと、規定の80分や90分では時間が余ってしまうことも多々あります。
その結果、クライアントさんに提示しているサイトの情報(80分13000円、90分12000円など)に合わせてサービスの要素が強いセッションにしてしまうこともあります。
ボディワークと精神分析に共通点はほとんどありませんが、精神分析家のラカンがセッション終了のサインとして、理屈を超えたところで現れる徴(しるし)とした「ソニックブーム」という考え方は、ボディワークセッションにも十分に利用することができると思います。
「ソニックブーム」とは、時間の設定やカリキュラムの終了などの理論や規定とは関わらず、それを超えたところで「終了」と感じられる瞬間のことを表しています。
実例を挙げるのであれば、クライアントさんの言動や携帯の着信音、地震の揺れ、どこからともなく聞こえてきた破裂音、ちょっとした雑談の開始または終了などの些細なきっかけは、実は「ソニックブーク」としてセッションの終了を告げている場合があるのです。
セッション時間よりもかなり早くおいでくださるクライアントさん、遅れて到着するクライアントさんがいらっしゃいますが、私自身がこの「ソニックブーム」に信頼を寄せそれに基づいたセッションができるのであれば、時間に伴うストレスは相当に軽減されると思います。
何よりも、クライアントさん、ワーカー双方に時間と労力を無駄にせずに済むはずです。
予定時間よりアバウトに始まるセッションであっても、提示時間とセッション内容に誠実に仕事をこなす事は当然ですが、時間で結果が出る仕事ではない認識を忘れずに仕事を進めていきたいと思います。

ソニックブーム。。
ボディーワーカーも職人なので、庭師は庭が綺麗になれば終わり、畳屋さんは畳ができれば終わりですから、「仕事」=「成果」が完了すれば、その時点で仕事は完了するわけで、時間とは関係ないですよね。
なので、仕事のよし悪しに対価である価格が変動するべきなのです。。
ソニックブームを感じられるようになってきたのでしょうね
クライアントさんのお身体に
負担をかけないところで少し物足りないぐらいの
“ちょうど良い”というのを感じた時が
その合図のような気がしています
そうなんですよね、成果が出ればそこで終了です。
難しいのはクライアントさん側の評価とワーカー側の評価がマッチしているかどうか。
たっぷり時間をかけてもらうことで評価してくださるクライアントさんが多いです。
「15分早く始まったから、15分早めに終わるね」
とは言いにくいし、うーん。。。。
今のところ、往々にして満足していただいているようなので
料金改定はせずに続けていこうかと思います。
時計を見なくてもお腹が空いたら「だいたいお昼」だった昔が懐かしいです。
腹時計、ですよね(笑)
ソニックブームは精神分析の考え方なので、
時間と空間(つまり身体)とは直接関連を持たないのですが
でも「もうちょっと」を感じる感性はソニックブームと考えられますね!
満腹より腹八分ですね(食の例えばかりだなあ…)