2012年06月25日

動作の改善・習得

 動作を改善することは、その動作を支配する神経回路を組み換えることです。通常、改善の対象となるのは習慣的な動作であり、そのような動作ほど神経支配が確立されているため、変化を起こすことが容易ではありません。

 習慣的な動作を改善するときには、筋感覚的運動イメージ(kinesthetic motor imagery)を用いると有効です。それは筋感覚を伴った動作遂行のイメージです。要するに、動いている自分を内側から、つまり主体的にイメージすることです。

 また筋感覚的運動イメージは、習慣的な動作の改善だけではなく、新たに複雑な動作を習得するときに用いても有効です。動作の複雑度が高く、そのイメージが上手く描けない場合には、動作を単純な要素に分解するとよいでしょう。

『これがボディワークだ 進化するロルフィング』p128 日本評論社

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posted by MSaito at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ボディワーク
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