オープンパス認定パルペーショントレーニングの昼休み休憩中に、歯科医師の受講生の方に質問したところ、顎関節症と診断されるのは(1)クリック音があり(2)口の開閉に困難があり、痛みが伴う場合 なのだそうです。
あれこれ質問をしていたら、次の週に、今度は作業療法士の受講生の方が口腔外科学の専門書を持ってきてくださいました。
ひとくちに「顎関節症」といっても、単純ではないことが分かりました。


口の開け始めにクリック音がする「early型」、途中で音がする「intermediate型」場合、口を閉じた直後にクリック音する「late型」の、口の開閉音でタイプが違うことを表す図式です。口を閉じた後でクリック音がするケースでは関節円板の戻りが悪いようです。
自分で改善させるためには、まずは顎関節症を引き起こしている関節の動きとメカニズムを知り、クリック音からタイプの特定をし、関連筋を割出し(もちろん範囲は広域にわたると思いますが、まずは胸椎周辺までの)、身体構造との関連を探り、自らを実験台にあれこれ試す必要がありそうです。
一筋縄ではいかない試みになりそうです。