2012年04月14日

ロルフィングとオステオパシー

『外側から内側へ』

ロルフィングでは、施術のプロセスをタマネギの皮むきに喩えます。
このことは、ロルフィングが身体組織を表層から深層へ向けて施術していくことを表しています。
アイダ・ロルフはこれについて、以下のように述べています。
「外側から働きかけ、内側へ入りなさい。たいていの主義療法家は、内側、つまり彼らの言う『原因』からスタートする。それが『原因』なのかもしれない。しかし私にとっては、そんなことはどうでもよいことだ。ただし、そこからはスタートできないと言わせてもらおう。現に起きている問題を解いていくための場所(外側)からスタートしなければならない」

…中略…

トム・シェーバーという、多くのロルファーに影響を与えている高名なオステオパスが、「施術では、身体を内奥から外側へ向けて開いていく。『神聖』が現れてくるように、最初の時点からできるだけ深く働きかけていくべきなのだ」と述べています。
『これがボディワークだ 進化するロルフィング』P56

ロルフィングとオステオパス。表層からリリースするのか、深層から始めるのか。
二人の言葉は、目的があり、そこに至るための方法があり、方法は幾通りもあることを示すものなのだと思います。


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posted by MSaito at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ロルフィング
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