むしろ密かに、スピリチュアルな世界の探求を続けてきました。
しかしながら、スピリチュアルなことをボディワークセッションに取り入れようとは思いません。
そのお話はまた別の機会にしたいと思いますが、巷で言われる「スピリチュアル」には大きく分けて2種ある気がしています。
1.現世利益中心、引き寄せ、金銭、出会いなどに特化したもの。ビジネス成功者が提唱するもの
2. 利他的で、自然との調和を重視するもの。古くからの伝統的な精神世界を探求するもの
オープンパスが目指すのは2. の世界で、その世界を「非物質的な世界」と捉えています。
スピリチュアルな世界とは少し違うニュアンスの、古今東西の賢者が求めてやまなかった世界を指し示します。
こうした世界について同じような考えを持ちたいと考える方への語りかけの意味もあり、先日4月15日のメルマガを発行しました。
メルマガのタイトルは【共有のできなさこそスピリチュアル】で、第六感があると自己申告する方に対する疑問を呈すると同時に、私たちひとりひとりが住む固有の世界について、書いてみたつもりです。
「固有の世界」とは、わたしたちひとりひとりは同じ経験をしつつもその全体(ストーリー)は異なり、細部に至っては人それぞれに生きてきた背景すら影響する「個別の経験」を意味します。
そこで質問です。
宮沢賢治の「作品一〇〇四番」という詩ですが、ここで語られる「あなた」とは?
「作品一〇〇四番」
今日は一日あかるくにぎやかな雪降りです
ひるすぎてから
わたくしのうちのまはりを
巨きな重いあしおとが
幾度ともなく行きすぎました
わたくしはそのたびごとに
もう一年も返事を書かない
あなたがたづねて来たのだと
じぶんでじぶんに教えへたのです
そしてまつたく
それはあなたのまたわれわれの足音でした
なぜならそれは
いつぱい積んだ梢の雪が
地面の雪に落ちるのでしたから
宮沢賢治
さて、あなたは「あなた」の存在について、イメージが湧きましたか?
きっと、それがあなたのこれまで世界であり、当たり前に存在する(べきだ)と疑わない世界なのだと思います。

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