2020年01月22日

原因究明のための触察力

先日のメールマガジンのタイトルは「倫理と技術が問われています、解決策は解剖学」というタイトルで発行しました。
資格が腕を決めるのではなく、からだに関わる技術の基本は「使える解剖学」ということを伝えたかったのです。
しかしながら、「事故が起きている」という部分が強烈に記憶に残ってしまった方もいて、メルマガといえども文章力を鍛えて臨まなくてはダメだなと反省しました。
本当に伝えたかったこと、それはメルマガの文中にある「語られない事にこそ真実がある」をヒントに探し出してください。

さて、使える解剖学、と言われてもピンと来ないかと思いますが、痛みの原因究明も、触察ができれば探し出す事ができます。
メルマガを一部抜粋してみました。

〜〜〜〜以下、メルマガより〜〜〜〜

【本当に使える解剖学】

痛みの原因については、前回のメルマガで「神経回路」という側面からお伝えしましたが、手技療法の方ならば「構造=姿勢」の観点から説明したいと思われるのではないでしょうか

そうした時に役立つのが、解剖学です。
動作を行うための解剖学ではなく、生活姿勢を考えるための解剖学です


原因解明のヒントを探すための5つのリストを作ってみました

・なぜそうした姿勢なのか
→筋肉の問題?
 骨の問題?
 感覚(視力や聴力ほかの特殊感覚器)の問題?
 社会的・心理的要素
・それが、どう役に立っているのか?
→問題回避?
 痛みの回避?
 動きやすさのため?
 姿勢の保持のため?
・その姿勢をやめるとどうなるのか?
→痛みが起きる? 
 立ちづらい?
 動きにくい?
・その姿勢を続けるとどうなりそうなのか?
・その姿勢を維持するためには、ほかにどんな筋肉を頑張らせているのか?


原因を見極めるためには、実際に立ったり動いたりしてもらいつつ、筋肉(ひいては筋膜)の関係性を考えていく必要があります
単純に拮抗筋や動作の補助筋を関連筋として考えるわけにはいきませんが、上記の「考えるべき原因」のリストを使えばなんらかの手がかりがでると思います。

安全かつ確実に結果を出す施術をための、全ての基礎になるのは、実際に「使える」解剖学です
暗記ではなく、機能がわかり、場所が分かり、触察できて、痛みの原因を特定できるような基礎知識、基礎技術です

ぜひとも、いまいちど、解剖学を紐解いてみてください。
きっと、その奥深さと面白さに気づいていただけると思います。


オープンパスは、解剖学をとても大切に考えています。
3月には月2回、2時間で触察を始める「触察ファーストステップ」が木曜日、土曜日の午後にスタートします。
https://step1.openpathmethod.com

プロ向けの、90時間で90筋を触察する「触察ベーシック」も3月にスタート、月3回、3時間、金曜日に開催します。
https://bodywork.openpathmethod.com
1月中の申し込みで、48000円相当の特典がついてきます。
お申込みはお早目に。

・自信をもって施術をしたい
・単価の高い施術をしたい
・緻密な施術をしたい
・確実に結果がでる施術をしたい

そんな望みをお持ちの方は、ぜひご参加ください。
無料体験会(説明会)も行う予定ですので、お気軽にご参加ください。
posted by MSaito at 14:37| Comment(2) | TrackBack(0) | お仕事全般
この記事へのコメント
技術を盲信して、ただ身体にそれを当てはめようするとすると、いろんな問題が起きるのではと思います。

身体のことをしっかりと、解剖学を通して構造も機能も理解して、経験を積まれた方の身体へのアプローチにおいては、身体も安心して外からの影響を受け入れてくれるようにも思います。

Posted by hirotaka at 2020年01月23日 13:09
長らくコメントに気づかず本当に申し訳ございません<m(__)m><m(__)m>
コメントが寄せられることが殆どないので見落としていました…
いつもコメントありがとうございます!!

Posted by 瑞穂 at 2020年02月06日 01:42
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