セミナー終了後に「これをブログに書こう」と思っているのに、帰るとすっかり忘れています。
同時に時間の感覚が少しおかしくなっていて、現地に到着する1時間前に準備を始めたりすることがあります。
せめて2時間前に準備を始めなくては間に合わないのですが…。
移動時間のことがすっぽり頭から抜けて、おおまじめに用事の1時間前から化粧を始めたりします。
徒然に書いていたら、書きたかったことを思い出しました。
筋膜の感受性について、ちょっと触れようと思っていたのでした。
第六回目の「触察ファーストステップ」、背部の触察のときにお伝えしました。
触察をしていると、筋腹の中に腱が走っている筋肉があることに気がつきます。
こりこり固い触感があるので「こってますね」などと押す人が多いという話を聞きます。
腱だから固いのは当たり前です。
固い感じがあったとしても、コリではありませんから、必ずしも痛みがあるわけではありません。
「こっていますね」といってゴリゴリしているのは「腱」です。
刺激を感じるとしたら、それは表在感覚が働くからです。
麻酔などで感覚神経がマヒしているのなら、傷をつけても何も感じません。
歯の麻酔が冷めないうちに食事をして、うっかり口の中を噛んでも全く何も感じず、何かを噛んだ感覚しかないのを思い出してみてください。
そして、腱や靭帯は感受性が高い(機械刺激に反応しやすい)ので、刺激を感じやすいのです。
力づよく動ける構造であるよう筋肉の中に腱が存在しているのに、それをゴリゴリと押すのはよろしくないのは想像に難くありません。
筋肉についての正しい知識も精確な触察も、的確で安全な施術のためには必要だということが伝われば幸いです。
2020年3月から、「触察ベーシック1(骨指標)」「触察ベーシック2(90筋)」のセミナーがスタートします。
詳細はこちらをご覧ください。https://bodywork.openpathmethod.com/

※スケジュールは変更となる可能性があります
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