2019年07月10日

機能している身体を知る=ボディワーク

先日、(一社)オープンパスメソッド協会 代表理事の小川隆之氏が なかなか良いブログを書いていたので、それについて補足のブログを書こうと思います

知覚.jpg小川隆之のブログ

オープンパスが前面に出している技術には、昨今では @触察セミナー A筋膜リリース コツのコツ Bボディワーク入門がありますが、正直なところ、伝えたいのは『ボディワーク』そのものです。

『ボディワーク』は、身体学の範囲にありつつ、認知心理学をベースとした考え方です。
ものすごく簡易に表すと 脳の可塑性/身体運動/自己認識/記憶 がテーマです
(まだ複雑ですか??)

もっと平たく言うと、自分として認識している”からだ”について、突き詰めて考えていくという試みでもあります。
AI機能が発達するにしたがい、自己と見做される範囲が拡大され始めました。
AI機器を使う事で自己がどこまでリーチしていけるのか(iphoneというデバイスを使って実際に世界の裏側にいる人々と交流ができることが当たり前となり、その先の可能性も、今の私たちの想像を超えるだろうと思われます)、現時点での常識や、想像の範囲を超える可能性に驚いているのです。
自己を延長したその先にあり、バーチャルでありつつも”自己”として存在する「個」についても、身体学は掘り下げる必要があると思います。

これこそが、オープンパスが扱うボディワーク=身体学ですので、従来のイメージでとらえられてきた手技療法で得られる安堵感、スピリチュアルレッスンで得られる自己肯定感、リラクゼーションで得られる心地よさ、内観法で得られる自己認識的なボディワークとは、まったく異なる理論(メタ理論)の礎として、思想と技術、技法を展開していることをご理解いただけるかと思います。

身体学は、自己とは何かを突き詰めます
深淵にたどり着くための方法、手法として、心理学、心理療法、認知科学、解剖学、生理学、医学、神秘学、倫理、ジェンダー論などなど、などなど、数えきれない試みがなされてきました。
その中でもボディワークは「機能している自己について、身体を通じて理解を深める」ことを追求することで、「ヒトとはなにか」を突き詰める学問として永遠に問いを発し続けているのです。

長ったらしくなりましたが、そうした事柄が凝縮された技法を「ボディワーク」と呼びます。
手技療法ではありません。リラクゼーションでもありません。
ましてや心理療法でもありません。

それを本気で主張しつづけなければ、ボディワークは衰退の道をたどると思います。
商売をしていく上でキャッチーだとか、言葉の響きの良さや、目新しさが好ましいとか、そうした金銭や知名度を意識した方たちが、ボディワークとは異なる技法をボディーワークと表現していることは承知しています。
片手間にボディワークを、などという働きもあるようですが、ボディワークは技術職です。
認定を得たのちすぐにお金をいただけるような、単純でマニュアル的は施術でないことは、オープンパスメソッドレジスタードマークボディワーカーの方ならばご存知だと思います。
数をこなすことでやっと施術のスタート時点となることについて、多くの技術者の方の賛同を得ることができきています。

くどくどとお話してしまいました、こんなことについてじっくりと話し合える日を設けなくてはいけないなと切実に感じる今日この頃です。


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posted by MSaito at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ボディワーク
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