2018年09月16日

ゆるゆると、さなぎに戻ります

本日、あるメールマガジンが流れてきました。
そこには、こんなメッセージが書かれていました。
「もっと、お金を支払ってもらうようにするにはどうすれば良いのか?それは、相手に地獄と天国を見せることだ」

つまり、相手に最悪のシナリオを伝えるのです。
「これをしておかないと、老後はこんな悲しい現状が待ち受けているのですよ」
などと伝えるのです。
そして間髪入れずに、夢のような話を伝えるのです。
「だから、今すぐにこれをしておけば、あなたの未来は明るいのです。これまでに、何人もの人がその実感を感じています」
というように。

わたしたち日本人は(わたしは、と言い直した方がよさそうですが)「取るに足る」つまり必要以上の豊かさを求めず生きていくことに美徳を感じるので、西洋的な「どうやって、少しでも多くお金を手に入れるか」「どうやったら有名になって、人から注目を受けるか」というアグレッシブなスタンスの人を見ると、なんともいえない居心地の悪さと奇妙なズレを感じてしまうのです。

メールマガジンの、もっと支払ってもらう、というダイレクトな物言いにひっかかったのかもしれません。
正当な金額をもらう、ではなく「もっと相手から引き出す」というニュアンスに。

グランドスラム日本女子史上初の決勝進出を果たした、そして勝利したテニスの大阪なおみ選手がの表彰式で、挑戦相手のセリーナ選手を応援していた聴衆に向かって「こんな結果になってごめんなさい」と言い、勝ってなお憧れの存在であるセリーナ選手に向かって「戦ってくれてありがとう」とお辞儀をする動画をみました。
YouTubeのコメント欄には「so humble」=とても奥ゆかしい と好意的な意見が寄せられていました。

大阪選手の例を引き合いに出すのはおこがましいのですが、オープンパスもこうした控えめさ、真面目さを持って、これまでを活動してきました。

少しずつ方向転換をしていこうとしている今、忘れてはいけないのは「お金だけがすべてではない、技術を伝えることが私たちの情熱で、だからこそ、ここまで来ることができたのだ」という、オープンパスというユニットを立ち上げてから少しも変わらない、一貫した姿勢だと思います。

先日のブログでは、知人との話に刺激を受け、突発的にセッションの金額を変えることを思いついたような内容になってしまいましたが、そうではないのです。
オープンパスで知識を得た方たちに活躍してもらうには、どうすればいいのか?
それを考えていたのです。

私自身が自己評価が低いままで、引っ込み思案で人付き合いもよくないようではいけないし、努力に見合った料金をいただくことを戸惑ってはいけない。
成しえてきたことを、自分が評価しなくてはいけない。
そうしなくては何も変わらない、そう思ったのです。
よくある自己啓発的な考えに突き動かされたというのとは、全く違うのです。

これまで通りに「お金より技術」を大切にし、卒業生と共に活動していくためには、たぶん、オープンパスの在り方自体を変えていく必要があるのだろうと思います。
これまで培ってきたものを、自分たちではなく、後進たちが受け継いでいくためにはどうやって地盤を作ったらよいのだろう?
オープンパスの資格が活きていく道を、熟慮、心算し、結論がでました。

トレーニングもセミナーも、今よりもっと良いものにしたい。
まだまだ仕事は続けるのだから、考えを形にしていこう、そう考えています。

〜明日に続く、もっと具体的に今後の活動をお話いたします

気球.jpg

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posted by MSaito at 16:01| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事全般
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