独自の視点から、ビジネスという有機体を観察し、分析し、自分の理論を展開している方です。
その方と4時間近くに渡って、夜にも関わらずにお酒ではなくコーヒーを飲みながら、ピアノの生演奏を背景にお話をしました。そして、たくさんの発見がありました。
今日の一番の気づきは
「私は自己評価がずいぶんと低かったんだ…」
その一言につきます。
「講座を13期まで続けてきたのに、講座の金額もセッションの金額も安すぎ」だと、その方に言われました。
確かに値上げもせず講座もセミナーもセッションもしてきましたが、その間に自分の技術は向上し、筋膜に興味を持つ方々に貢献できるような書籍も上梓しました。
いただく金額と、これまでの様々な努力とが見合っていないという思いはありましたが、自己評価の低さや、意味のない優しさ(?)ゆえ「セッションを受けやすくする」「継続的に学んでもらう」ことに気持ちが向きすぎ、自分をすり減らしてきたことにはっきりと気が付きました。
ビジネスマインドがしっかりしているその方は、初回セッション(セミナー)を行う際の金額の線引きを、3つに区切っていました。
今更ですが、どんな方に来てほしいか、という初期設定の段階で線引きをしっかりとするべきでした。
今日の話し合いを踏まえて、お伝えします。
もしもあなたが「このセミナーは自分が支払う金額に見合うのか」を確かめたいのであれば、「その方が実際にプロとしてお金を得る活動をしている経歴(セミナーへの参加回数、参加セミナーの幅広さ、持っている資格の種類の多さは全くアテになりません。
そして、今現在、どういう活躍をしているか(過去がどんなに素晴らしくても、過去は過去でしかありません)をしっかりと確認して、比較対象してみてください。
専門性が高い人は、短期間で広く浅く学ぶことを良しとしません。
からだ系の技術は基礎が大切だし、メタ理論(なぜその技法を使うのか)についての理解なしには技術を習得できないので、短期間で教えることも学ぶこともできないというのは皆さんよくご存じだと思います。
むやみにセッションやセミナーの金額を高くしようとする人は、自分が払ったセミナー費用を回収しようと、実力に見合わない金額を請求している可能性があります。
こうなると、技術に惚れてビジネスを始めた方からではなく、お金になりそうだから技術を学んだ方から、からっぽの技術を学ぶことになります。
来年からは、個人セッションの金額設定を変更します。
そして、講座も同様に金額を改めます。
これまでの経験、技術、経歴を含め、伝える内容に見合った金額設定にしようと考えています。
金額の引き上げは自分のためだけではなく、後進のワーカーたちが生活を支えるための活動をサポートすることにもなると思います。
これからは自分の功績を認め、伸びしろがある後進の方たちの活動を邪魔せず、料金に見合った活動をしていこうという、金額変更に向けてのお知らせでした。
(金額の変更は来年になります。今年中は一切変わらない料金でセッション、講座ともに行います)
Hさんに感謝を込めて。

****斎藤個人セッションのお申込み、新宿オフィスアクセスのご案内****
ご希望のセッションと、ご希望日を第三希望までお知らせください。
申し込みフォーム http://www.rolfingopenpath.com/contact-w79gg
斎藤瑞穂公式サイト http://www.rolfingopenpath.com/
※日曜日は講座のためセッションはお休み、月曜日は定休日です
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今までの周りの人たちへの気配りと優しさも
素晴らしかったと思います。
さらなる高みに登られることを
心より楽しみにしております。
(コーヒーで4時間もいいですね!)
ずっと見守り、励ましてくださるhirotakaさんに励まされるのが
何よりもうれしくて、勇気になります。
多分、それほど大きな変化はないと思うのですが、でも
責任感を感じつつ成長する、という過程を経て得るものが
あるのだろうなと思います(某、福岡の創業者さんみたいに!!)