ですので、(四捨五入しての)五十肩で手を後ろに回すだけで涙が出るほどの痛みが出て、ちゃちゃっと結べていた帯が結べなくなったときには本当に悲しく悔しい思いをしました。
教室にもよると思いますが、私が通っていた教室(今も時々、通っています)では、講師が着付用のボディーに着付けをするのを食い入るように見て記憶をし、その場ですぐに実践練習をします。
教科書もありますが、読む暇もないし、手順やコツは見て頭の中に叩き込みます。
講師の先生が回ってきて、アドバイスをしてくれたり間違いを正してくれたりします。
見ていると簡単そうなのですが、実際に着つけるのは思いのほか難しく、覚えたては手順をまねるだけで綺麗に着せるのはムリ。
それでも交代して2回ほど練習できるでしょうか。
覚えておきたいことは、帰りの電車やバスの中でノートに書くか、スマホに入力しています。
若いころは、教室で学ぶだけである程度は記憶できましたが、今はそうはいきません。
趣味のおけいこですが、やるからにはきっちりと覚えたいので、自宅には着付用ボディーがあります。
それを使って、礼装の着付け、振袖の帯結びなどを練習しています。

普通の袋帯を使ったので、横から見たときに柄の無い部分が見えてしまっています…。おはしょりの処理も甘い…
技術を学ぶ時には、実際に体を動かして学ぶと記憶に残りやすいという実感があります。
いわゆる「手続き記憶」という覚え方です。
手続き記憶は繰り返しにより強化され、また繰り返す間に「こうすればより上手くゆく」発見につながります。
さて、オフィスに置いてある母が残して逝った着物は、お陰様で、価値が分かってくださる方々に半分以上引き取っていただけました。
絹は、もともとはお蚕さんでした。だから、着物は生き物なのです。
だからこそ、良いものが欲しいとおっしゃってくださる方に引き取っていただけて幸せです。
あるアーティストの方に引き取られた帯が、百貨店での作品展示会に一役買っているのを見て、とても感慨深く感じました。
実家の箪笥のあの場所にあった綴帯が、大勢の前で立派に輝いているのを画像で拝見して、娘を嫁に出したらこんな気持ちなのかと思いました。
と、着物バカのエピソードをお披露目したところで今日のブログは終了です。
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