2017年11月06日

「カンタン!筋膜リリース」第二回はツールの使い方

第二回目の「カンタン!筋膜リリース」の主題は
1.もも裏をゆるめる
2.ふくらはぎをゆるめる
この二つでした。

「カンタン!筋膜リリース」は、回を重ねるごとに、リリースの楽しさと効果、そして手ごたえを実感していただきたいと考えて、主題+αの構成で資料を作っています。
単なるリリース練習で終わるのではなく、リリース練習がさらに知識を深めたり、実践の助けになったら便利だと思うのです。

そのため、今回はリリースの部位をもも裏〜足底に限定しつつも、筋膜リリースで利用するツール(7種類)をすべて使ってのリリース練習にしました。
適材適所といいますが、部位ごとに手技のツールを変えるというのはとても大切なことなのです。
効率が良いのは当然のことながら、自分のからだ(手指、関節)を傷めずに施術をするためにはいくつもの道具を持っているに越したことはありません。

今回紹介したツールは以下です。
手掌全体/広範囲でリリースしたいときに使う。
ソフトフィスト/拳の節から第二関節までの間。広い部位で、硬さが目立つ部位をしっかりと捕まえる。
ナックル/第二関節の柔らかい部位。筋膜をひっかけやすい利点がある。
指先/細かい部位、隙間やコンパートメントのリリースに役立つ。
前腕/幅がある部位を一度にリリースするときに便利。
肘/骨の周りや隙間のリリースに使う事が多い。
親指/拘縮を捕まえリリースするとき利用する。

筋膜リリースのイメージは、往々にしてこぶしをクライアントの体の上で滑らせるロングストロークかと思いますが、実際はいろいろなツールを使い分けてリリースを行います。
コンパートメントを探したり、分けたり、筋腱移行部、靭帯や腱膜をリリースしたりと、それぞれに特徴のある軟部組織の触り分けの意図も、こっそりと含めました。

盛りだくさんにしすぎて演習の時間が十分に取れなかったのが申し訳ない限りですが、単発でいらっしゃる受講生の方は今回限りで次がないので、つめこみになりましたが予定していた技術はすべてお伝えしました。
みなさま、お疲れ様でした。今回もご参加ありがとうございました。

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