当日は第一期から第十一期までのオープンパスメソッドボディワーカーが集まってくださいました。
久しぶりにお会いする方もいらっしゃいましたが、みなさんお元気そうで何よりでした。

さて「LRテクニック」にはいくつかの利点があります。
・短時間で傾向分析ができる
・クライアントさんにその場で変化を実感してもらえる
・構造が数秒から十数秒で変化する
・身体の一部を見ることで全体の構造が見える
・分析と働きかけがひとつになっている
・ワーカー側の主観の押しつけにならない
「LRテクニック」を応用するためには身体のとらえ方を新たにしなくてはいけません。
慣れ親しんだ身体のとらえ方をいちど脇に置くことが一番です(それが難しければ従来の身体分析でも良しとしますが、そこに新たなテクニックを持ちこむのは難しいことは念頭においていただければと思います)。
身体についての価値観も持たず、良い悪いや「あるべき」基準も持ちません。
AをすればBをするという因果関係も取り払って行います。
分析面では、身体のとらえ方に大きな特徴があります。
身体構造を固定されたものとせず、常に変化の中にあるものとして扱います。

何名かの方にモデルになっていただき、実際に変化が起こる様子を視覚的に実感していきましたが、最初は半信半疑だったテクニックもご自身が演習する中で「変化は数秒で確実に起こる」という成功体験を得ることが出来たのではないかと思います。
私もグループワークに参加しましたが、腸骨を調整して頭蓋骨の形が変わったり、目の高さが揃ったり、腓骨の位置があっという間に変化することに、一切の疑いを持たなくなりました。
身体のバランスを変えることも、不快感を軽減することも可能です(といっても、セッションで利用するにはあまりにもマジック的で活用をためらわれます。数秒でセッションが終わるとその変化が定着しないのではとクライアントさんに心配されると思うので…)。
身体バランスなどについては、それを主訴としていらっしゃるクライアントさんはほぼ皆無ですので、セッションの導入部分で全体の構造を整え、そのうえでテーブルワークを行うというのが正式な手順です。
インテグレーティブボディワークは、単なる「疼痛解消テクニック」ではなく、根本的な部分(量子論をベースとした理論面)から一新されたことが伝わったのではないでしょうか。
今回はテーブルワークに移るまでを演習するセミナーとなりましたが、トレーニングではこれ以降のプロセスを掘り下げて行う予定です。
ご参加の皆様、どうもありがとうございました。
またお目にかかれますことを楽しみにしております。
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