2016年09月19日

頸部伸展のアドバイス

今日のセッションはクライアントさんに満足していただけたので、幸せな気分です。
楽になりました、と言われるのは嬉しいものです。

セッションの詳細を書くと長くなるしご本人の承諾を得ていないので、フィードバックの時に十分にお伝えできなかったことをブログにしようと思います。

本日のクライアントさんは日常的に身体操作を行う方で、伸展の動きもよくするそうです。
そのためか、後頭部(特に頭板状筋の付着周辺)に強い緊張がありました。
セッション終了後のフィードバックで、伸展の時に深層筋を利用すると少しは楽になるかも知れません、というアドバイスをさせていただきました。

これが頭板状筋で、頸部では(僧帽筋を省いて)一番表層にあります。
起始は(骨指標で言うと)第一、第二胸椎の棘突起で、停止は乳様突起から後頭骨の上項目線までです。
動かすコツは、後頭部全体で空間を押すような感じです。

頭板状筋.jpg

これが、頭板状筋とその下層に位置する半棘筋群(水色に反転している部位)との関係性です。
頭板状筋の停止は第一第二胸椎ですが、半棘筋は第一頸椎から第六頸椎、第四、第六胸椎の関節突起まで伸びています。
停止の位置からもわかるように、半棘筋は頸部/胸部が助け合って脊柱からの伸展を可能にします。
この筋群をうまく使えれば、頸に疲れが残りにくくなります。
頭半棘筋をうまく動かすコツは、少し顎を引いた状態で伸展することです。

半棘筋.jpg

今日のフィードバックを図を見ながら思い出していただければ、簡単に済ませてしまった頸部を楽にする動きの説明が伝わるのではないかと思います。

いつも忙しいクライアントさんですが、困ったときには連絡をくださいます。
これからの益々のご活躍を応援したいと思います!!


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