2016年06月01日

真の情報提供者は

先日のブログで
「クライアントさんの中には、自分の状態を知ってもらうために今まで経験してきたセラピーや治療等の情報について「A医院の診断はこう、B整体の診断はこう」と知りうる限りの情報をたくさん提示してくださることがあります。メタ理論が違えばセッションに至るまでの分析やセッション方法なども異なるので、残念ながら情報として扱えない内容も多々含まれていますが、それは情報としてきちんと受け止めなくてはいけません。」
と書きました。

誤解が無いように、補足しつつもボディワークについて説明をしたいと思います。

ボディワークはクライアント側とワーカー側が相互に作り上げるということは、以前もブログでお伝えしたと思います。
ただし、解決したい問題を持っているのはクライアントさんご本人です。
ワーカー側が知っているのは、インテークで知りえた情報とクライアントさんから持ち込まれた他業種からの情報です。
クライアントさんの抱える問題すべてとそれに付随するであろう細かな事情はワーカーは知りえません。
これは、ご自身がクライアントになった想定をしていただけると想像しやすいと思います。
もやもやと言葉にできない何かが問題と一緒に存在したり、実はうっすらと気付いている原因をそれと認識できなかったりしたくなかったり、問題に深く関連している環境(自分を取り巻いている物象すべて)を含めての「問題」のすべてをセッション時間内で伝えきれるとは思えないはずです。

真に問題状況を理解しているのはクライアントさんで、問題解決を進められるのもクライアントさんです。
クライアントさんでできない部分を専門的に請け負い、共に進んでいくのがワーカーです。

他業種の情報を無視することはありません。むしろ医学的見解は必要な情報です。
重要なのは情報が「クライアント自身から」発せられることです。
そのうえで、問題解決に向かってクライアント側が協力的、積極的、主体的に行動してくれることで、初めてセッションが共同作業となります。

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posted by MSaito at 11:54| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事全般
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