勉強会の議題は
(1)人工関節のクライアントさんに対するセッション/歩行分析、姿勢分析の観点から
(2)頭蓋/硬膜のマニピュレーション(実際には頭蓋のマニピュレーションの練習)
上記の2点に焦点を当てて勉強会を行いました。
クライアントさんが特徴的な病理的症状を持っていらっしゃると伺うと、どうしてもその部位に気持ちが集中してしまいます。
でもよくお話を聴くと、そうした状況の中でも「全身のバランスを保って動きたい」という大きな目標をもっていらっしゃることがわかります。
オープンパスメソッド(R)は全体性を大切にセッションを構成するので、たとえクライアントさんの主訴がある一か所に限っていたとしてもそれに関わって全身を観察しながら主訴を解消するためのさまざまなテクニックを駆使し、またセッションの結果がセッション終了後にも根付くように考えなくてはいけません。
しかしながら、この点が非常に難しいということは、これまでのトレーニングやセミナー等で「伝える」ことを経験してとてもよく分かります。
筋膜の緊張を分析する段階になると、どうしても全体が見られず「肩こりだから僧帽筋」「腰痛なら脊柱起立筋」と、初心者のうちはマニュアル的なリリースをしてしまおうとするのです。
もちろんこれは、ボディワークのセッションに慣れていく行程なのでそれで良いと思いますし、その都度「マニュアル的でいいのか」と自問するいい機会になると思います。
勉強会の目的は、自分のセッションの傾向に気付くこと、そこから抜け出すこと、そのための新たなアプローチ法を見出すことなので、皆が集まっていろいろな意見を出し合うことがとても有意義なのだと実感します。
こうした議題がでるくらいに積極的にセッションを行い、またクライアントさんの信頼を得ているというのは素晴らしいことだと思います。
私もまだまだ学ぶ立場ですが、次回の勉強会では議題に関連する資料などをまとめつつ参加できたらいいなと考えています。
今日は今日で仕事とは関連しない、新宿区主催の講座に参加したのですが、そのご報告はまた後日。

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オープンパス パルペーションインテンシブセミナー<次回は2月28日です>
時間枠:10:00−13:00 14:00−17:00 各3時間
会場:オープンパス・オフィス(東京都新宿区西新宿4−32−4)
講師:小川隆之、斎藤瑞穂
毎回のカリキュラムはこちらをご覧ください。http://baucafe.sblo.jp/article/172739339.html
オープンパストレーニング公式サイト http://openpathmethod.com
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