2015年12月05日

心の持ちようとリリース感(武術との関連)

毎月第1、第3金曜日は読売カルチャーセンター恵比寿で『気軽にできるボディワーク』講座があります。
カルチャー講座は気軽にご参加いただけますが、その内容に妥協はありません。
よりわかりやすく、より使いやすく、そして何よりも楽しくをモットーに毎回に臨んでいます。

今回の講座内容はすでに小川氏がアップしてくれているのでこちらをご覧ください。
クラシカルレシピ第一セッション(その3)
このレシピはアイダ・ロルフの弟子(第一世代)であったロルファー、マークカフェルが日本にシンインテグレーションを輸入したときに伝えた、生粋のレシピです。
この時、マークカフェルを日本に招聘したロルファーが第二世代で最年長組として活動中なので、講座で紹介したリリース法はとても貴重なものだということがわかります。

アイダロルフが自分の研究を100%全うして生涯を終えたかというと、たぶんそうではないと思います。
研究者であり臨床家であったのならば、まだまだ今後の展開を夢見ていたと思われます。
そういう意味では(これは私が尊敬するある方からの受け売りでもあるのですが)発展途上だったアイダロルフの技法を、長年にわたって研究してきた後進のストラクチュアルインテグレーションのプラクティショナーの方が洗練された知識と技術を持っているのかもしれません。

前置きというか、タイトルと関連するようなしないような文章が続いてしまいました。

筋膜リリースの上手、下手というのは確実にあります。
それは努力においてある程度(ある程度、というところを強調します)改善可能なものですが、伝統技能がそうであるように、向き不向きは絶対にあります。
カルチャー講座やトレーニングその他でいろいろな方に技術をお伝えする機会をいただいていますが、向いている方というのは武術や茶道などを習っている方のような、何らかの様式的な約束事を知っている方に多いようです。

むやみやたらにリリースを急いだり、こうなるべきという思い込みが強かったり、相手を自分に合わせるよう差し向けたりしない事が大切ですが、それができない方もいらっしゃいます。
逆に相手の状態を尊重し、「その時」が来るのを待つことができる方はボディワーカー向きだと思います。

今回私がペアを組ませていただいた方は武術を習っている方なのですが、「間合い」や「忍従する」ことが身についているので、自分の勘が「良し」というまでこらえることができます。
武術では相手との距離、相手の微妙な動きなど目に見えなくてもそれとわかる変化をとらえながら臨機応変に技を繰り出したりまた身を引いたりするようですが、ボディワークはこれにとても似ています。
リリースを成功させる秘訣はいくつかありますが、最重要なのは「エンドフィールをとらえたのち、筋膜が伸長するのを待つ行程をいかに心を静めて待つか」にかかっています。
独りよがりの判断をせず、実際に起こっている事象に集中する忍耐力が何よりも大切です。
視覚に頼らず筋膜の状態を固有覚でとらえる確実さは、武術で培ったものだと思われます。

こちらの伝えたい努力に応えてくださる受講生の方のリリースは心地よく、もっと伝えたいという意欲がかきたてられます。
もうお一方、エサレンマッサージを学ばれている方も参加してくださっているのですが、こちらの講座に参加するときにはなるべくまっさらな状態で新しいことを吸収しようという態度で臨んでくださるのが本当に嬉しいです。

私自身が学ぶ立場であることもあり、お二人の姿勢に反省させられたり刺激を受けたりしています。

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