そのアドラー心理学を基礎から学びなおそうと考え、日程を調整しながら講座に参加しはじめました。
さて、アドラーでは「不適切な行動には注目しない」という方法を援用することがあります。
最近まではこの定式を勘違いし、注目しない代わりに、自分の行動の代償としての結果を体験してもらうべきだと考えていたのですが、これは間違いでした。
今回ここでお話するのは、トレーニングにおいて私自身が感じたことが中心になります。
トレーニングを開始する時の前提条件として、トレーニーと講師側とが「オープンパスメソッドを学ぶ/伝える」という合意がきちんとできておらず、それゆえ大切なことを学ばずにトレーニングを終了する方が出そうだという危機感があります。
オープンパスメソッドの核を何度も何度もお伝えしていても伝わらないのであれば、理解してもらえるまで伝えること。
いつまでも自分が慣れ親しんだテクニックしか使えない場合にはそれをはっきりと指摘し、「オープンパスメソッドを学ぶ」ことに合意するのかどうかの意思確認をすること。
合意が得られないのであれば、残念ながらトレーニングの続行を断念する方がお互いの為です。
野田俊作先生の講座は敷居は低いのですがアドラー心理学の神髄を伝えようとしているので、時に非常に手厳しいときがあります。
受講生から寄せられた質問に対して「それは違う」とぴしゃりと言うことも多々あります。
この質問をするには10年早い、こんな古い用語を使うな、頭でっかちな質問だ、などなど、時には厳しい表情で、時には笑いながら質問への回答が省かれていくこともあります。
正誤がはっきりしている事柄については、それを明確に教えることが講師の責任です。
「犬は猫ではありません」「今はそれについて話す時期ではありません」と言われて腹を立てるのはおかしなことで、正誤を正されてそれを個人的にとらえるならば、それは受け取る側に問題があります。
そうした毅然とした態度の大切さと必要性を感じつつ、ここには書ききれなかった多くの知識と多くの疑問、希望を抱えて神戸を後にしました。
印象的だった「共同体」についてはまた後ほど。

三宮の生田神社です。
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11月4日にスタートした「一から始める触察解剖学」は単発参加も可能です。
11月から2月まで、月に2回のゆっくりペースで行います。
12月―9日、23日
1月―13日、27日
2月―10日
全8回、水曜日18:00−21:00です。
「一から始める触察解剖学」
開催日時:水曜日の夜間(19:00−21:00)
会場:オープンパス・オフィス(東京都新宿区西新宿4−32−4)
講師:小川隆之、斎藤瑞穂
全8回参加の方/1回6000円、48000円+消費税
単発参加も可能。日時、金額の詳細はこちらでご確認ください。
http://rolflingopenpath.sblo.jp/article/164099027.html
皆様のご参加を楽しみにお待ちしております!
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そして褒めません(びっくり、でしょう!)。
賞罰に関わらず、やるべきことをやるということを道徳的な生き方と考えます。
道徳的な生き方をしようと努力中ですが、なかなかできませんね〜。