2015年06月06日

「一から始める触察解剖学」第四回目

今週は木曜日から日曜日までトレーニングや講座が続き、帰宅が遅くブログを書く時間を取れない日もあるため、記憶に新しい本日の「一から始める触察解剖学」からご報告したいと思います。

今回の対象筋は、@起立筋(最長筋)A縫工筋 B腰方形筋 C小菱形筋 D大菱形筋 Eひらめ筋で、約六筋を3時間で触察しました。

なるべく表層にあり触察しやすい筋肉を選択したつもりですが、縫工筋、大小菱形筋は触察が難しかったようです。縫工筋は内転筋や内側広筋へと手が導かれやすく、菱形筋は上層に僧帽筋が位置していることから触察が難しく思えます。
コツとして、まずは視覚で確認し、動きで紛らわしい筋との差別化を図り(バンザイ、拘束パンチなど)、コンパートメントが開かないときに役立つ簡単なリリース法をお伝えしつつ先へと進みました。
触察とリリースを同時にお伝えしているのが第四回目の第一の特徴です。

どうやって筋をとらえれば手が逸れなくてすむのか、どうムーブメントを誘導するのかも大切です。
手を止めて「正しい筋肉をたどれているのか」を悩むときには、動きで確認するのが確実で手早い方法です。
先に「動きを使っての差別化」と書きましたが、これまでの演習を復習しながら今回演習する筋との関連を理解するのにとても役に立ちます。
触察の姿位を工夫することで層の下部にある筋肉(例:ひらめ筋)も楽に触察できます。
そのためにはバイオメカニクス的な知識も必要ですが、そのすべての知識が必要なわけではありませんので触察に役立つ要点だけ伝えしました。

基礎はすでに出来ているので、あとはいろいろなシチュエーションでの触察に慣れていくだけです。
メイン講師として技術を伝え始めて3期目ですが、今期は全く新しいアプローチ法を取り入れました。
「わかると面白い」というコメントをはげみに次回も少しだけハードルを上げた資料を作成予定です。

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