今回は、どなたでも参加歓迎という初めての試みとなりました。
これまでは小川、斎藤の両名で継続的に勉強会を行ってきました。
今後はインテグレーティブボディワーカーの方の参加も募って行う予定にしていた勉強会ですが、福岡からベテランロルファーの河原浩孝さんがいらしているタイミングだったので、一般の方も参加可能のオープン勉強会を行う運びとなりました。
勉強会ではありますが、今回は研究発表的な内容となりました。
1.ボディワークの可能性/ボディワークと慢性疼痛の解消/疼痛解消テクニックのデモンストレーションも行います。(ファシリテーター:小川隆之)
2.子供の発達とソマティクスの重要性について−体力づくりから巧みさ、感性へ―(ファシリテーター:斎藤瑞穂)
3.ロルフィングに関する質疑応答(ファシリテーター:河原浩孝氏)
上記がテーマとなりました。
自分の担当範囲内しかうまく説明できないため上記の項目のうち2について簡易にお伝えすると
◆テーマ◆
〇子どもの体力低下が心配される昨今だが、これまで文部科学省が行ってきた体力測定は、走・跳・投が中心に据えられたもので、昭和39年と平成元年、そして平成25年の調査結果にはばらつきがあり、子供の体力が決定的に低下しているとは言い難い。
〇この調査法は果たして子どもにとって必要な能力を反映しているのか?
〇数値で現れる技量以外にも、身体運動に関わる器用さや身体を通して行われる感性の表現などが大切なのではないか?
〇子供の器用さ、感性の育み方をソマティクス(身体教育)の側面から考察し、子供のソマティクス教育への足掛かりとしたい。
〇長期記憶やシナプスの可塑性を向上をさせるソマティクスの有用性を考えると、子どもの運動や情操教育に留まらず、年齢に関わらず生活に反映させていける可能性も考えたい。
こうしたテーマを子供の発達と脳神経科学の側面から考えてみました。
あくまでソマティクスの可能性を探求するのが目的ではありましたが、文献を調べるほどにこのテーマが多様な展開を見せていくことに少々興奮を覚えました。
お伝えしたいことはまだまだありましたが表紙を含め10ページ以内にまとめ、読み直した時にお伝えしたかった内容の復習ができるように工夫を凝らしました。
全部で18名の方+講師3名の会となり、20分ほど延長したのちに終了となりました。
ご参加くださいました皆様、誠にありがとうございました。
初めてお会いする方、しばらくぶりにお会いする方、カルチャー講座関係の方、オープンパスのワーカーの方々と専門も様々でしたが、講義をする私にとってもとても有意義な1時間(小川さんの話が長くて実質45分しかお話しできませんでしたが)となりました。
ロルフィングについて丁寧に説明してくださいました河原浩孝さん、どうもありがとうございました。
(お土産もたくさんお持ちくださいまして恐縮です)
懇親会に参加して下さった方々にも感謝申し上げます。

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