2015年03月18日

語らないことによる饒舌さ

今と昔とで、評価や価値観が変わることはよくあります。
世間的に評価が変わるものについては懐疑的になりますが、自分が自然に手にし、その内容に深く共感したものについては素直に受け入れることが出来ます。

キュブラーロス死の『死ぬ瞬間』を手に取ったときには「そんなの日本では不思議なことでもなんでもない」と少々反発を覚えました。目に見えないものや科学で証明できないことに焦点があてられた時代でもありましたが、西洋では不思議なことでも東洋では当たり前のことと感じられる内容のように感じられました。不思議現象的な取り上げられ方も好ましく感じられませんでした。時が流れ、書籍が伝える内容も少しずつ趣を変え、今年の初めにこの本を改めて読んだときには「今読むべき本と出会った」と感じました。

エリザベス・キュブラーロス 『死ぬ瞬間と死後の生』

KBQC.jpg

同じような理由で手に取ったと思われる一冊です。
そう意識していなかったとしても「あの日のあのひと時」が、ある人の一生を支える瞬間に成り得るんだと、体験から深く理解しました。

鈴木秀子 『死にゆく者との対話』

suzuki.jpg

こうしてブログにしていることが私の生活の全てと誤解されてしまうこともありますが、仕事以外の時間も何かしらを感じ、考えて過ごしています。
心に沁みこむ書籍を読むときには、そうした「語らない時間」こそが私自身を作っているんだと思いながら、ここには表現しないいろいろな思いをかみしめます。

4月から新講師で始まる「ボディワーク入門」の詳細はこちら 
第1金曜日19:00−21:00@新宿
講師 大島智子さんのブログ 

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
2015年5月〜8月の「一から始める触察解剖学」の隔週セミナーこちら
読売文化センターの新講座は初心者向けの「気軽にできる筋膜ケア」となります。 
第1、第3金曜日 19:00−21:00@恵比寿
★2015年8月スタートのオープンパス認定パルペーショントレーニング(詳細はこちら
資料請求用フォームはこちらです。http://openpath.sakura.ne.jp/form
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/115328902
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
QRコード