2015年02月22日

芸術的、審美的解剖学書

書店にはたくさんの解剖学所が並んでいます。
スタンダードな解剖学書はいくつか持っていますが、読んでいて美しいと思えるのがこの一冊です。
『解剖百科 (タッシェン・アイコンシリーズ) 』フィレンツェラスペコーラ美術館 (著) 
タッシェン.bmp
この解剖学書に掲載されている人体像はすべて蝋で、精密に作られています。
蝋のつややかさは肌のつややかさや内臓のぬめりをそのまま反映しているようです。

フィレンツェラスペコーラ美術館はフィレンツェに存在する多数の人体解剖蝋人形やムラージュを所蔵している美術館で、ここに所蔵されるコレクションの収集はかってフィレンツェの支配者であったメディチ家によって開始されたそうです。
18世紀末に建設されてから所有者を変えつつ現在もなおそのコレクションを美しいままで保っています。

解剖学書として読むのではなく、人体をじっくりと観察するつもりで時々手に取ります。
スペーコラ美術館は人間以外の生物のはく製や標本も所蔵しているとのこと、一度は訪問して、じっくりと時間をかけて蝋美術の職人技を堪能したいです。

コレクションは下記のURLからも見ることができます。
スペーコラ美術館
http://www.tomboy-urbex.com/la-specola/


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