2015年01月20日

第四回ソマティカルワーカー養成トレーニング

今週の日曜日(1月18日)は、2015年最初の「オープンパス認定ソマティカルワーカー養成トレーニング」がありました。

今回は「感覚」についての知識を深める内容にしました。
トレーニングは毎回が読み切りマンガのようで、一回ごとに理論とテクニックを習得できます。
しかしながら、講師側としては毎回の理論とテクニックを「これまでの学習内容の延長」であり、「今後の学習内容の基礎」となるような様々な工夫を凝らしています。

今回は「感覚」「知覚」「認知」の違いを説明し、それがどう「意識」「非意識」と関連しているかを説明することにより、新しい知識とこれまでお伝えした情報とが重層になるよう工夫しました。

感覚を高めるためには「質/クオリティ」と「種類/モダリティ」を使い分けしつつも同時に演習に組み込む必要があります。
感覚のみが非意識であり、非意識を活用しないことには根本的な身体動作/構造の変化は期待できません。
その誘導を確実に行うためには、ワーカー側は常に演習の意図を冷静に判断し、意図的な誘導が行えなくてはいけません。
常に覚めていつつクライアントに対する共感を持つという相反する二つのことを同時にこなさなくてはならず、それを実行するための細かい複数の技法を駆使する必要があるため、ワーカーはとても疲労します。
しかしながら、多種多様な演習を通じてこうした複雑な工程をこなせる技術と技量を身に着ける必要があります。

ペアでの実戦練習では、感覚の質を向上させるために脳の「運動領域」「感覚領域」を活性化させるための演習を行いました。
この演習には第三回目に実践できなかった「図と地の入れ替え」テクニック(小川氏ブログをご参照ください)も含まれたため、かなり難しい演習になったかと思います。

次回の演習もこれまでの理論を強化し、また新たな知識を加え、それに基づくテクニックを追加していきたいと思います。
講師側はひたすらに、新しい知識とそれに基づいたテクニックをお伝えすべく努力中です。

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