2014年10月10日

わびさびの身体

はり・きゅう マッサージ治療院 FINESSE〔フィネス〕の院長であり、オープンパス認定ファシャワーカーの和田輝之さんのブログを拝読し、触発されたので、覚書程度にブログ書いてみようと思いました。
伝統的な医療が不得意な分野

フランス人写真家が撮影した写真集を見ると、整った姿勢をしている日本人は少ないそうです。
明治維新以降は積極的な西洋文化の導入が図られ、政治、教育、文化に西洋の影響が反映されるようになり、日本人の姿勢に変化が起きたのではないでしょうか。

それまでの日本は「姿」を見ていたように思います。
見返り美人のように刹那的瞬間を画にしたものや「しな」など、日本人が美しいと感じるものには「うごき」の要素と「アンバランス」と「アシンメトリー」の要素があります。
このアンバランスとアシンメトリーは、自然界を模倣するときには得に重要な要素で、生け花のような様式美ではこの象徴的な表現法が取られます。

わびさびの美しさを知る日本人は、直立を求めすぎる必要はないように思えます。
「枯れていく」様相には、生きてきた時間が凝縮されています。

見返り.jpg

posted by MSaito at 10:52| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事全般
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