いわゆる○○テストと呼ばれるような、○×形式で症状を診断するテストとは違い、主訴と構造、主訴と筋膜の状態、主訴と動作を照らし合わせ、筋膜の張力を調べるために動作分析と部位分析を行うのが通常です。
補佐的に歩行分析を行うこともあります。
分析無しでセッションを行うこともありますが(スキルフルタッチもそのひとつです)、全身の筋膜をリリースすることを目的としており、また時間も限られているため主要な部位しかリリースできません。
部位を指定してリリースをお願いされることもありますが、当然ながらそれ以外の部位との関連は考えないままのリリースとなるので、(目的を持った)構造の変化を希望される方にはお勧めしていません。
依頼があれば部位を中心とした分析無しのセッションも行いますが、関節どうしの関連を無視したセッションになりがちなため、筋膜の張力からの情報を活かしきることができません。
触察でもかなりの情報を得る事ができますが、直立で生活している私たちがどう重力の影響を受けているかを無視することはできない、とセッションを終えて改めて思いました。
