2014年07月09日

お気に入りは18禁

ブログが書けなかった理由のひとつは、書きたいこと=タブー ということがあります。
書きたい話題はあれこれあれど、書いたら世間一般の一斉バッシングを受ける事間違いなしと思えたので無言を通しました。
言いたいことが言えないというのはなかなか辛いものがあります。
ましてや誰が見ているかわからない公開式のブログでは、全くかかわりのない方はもとより親しくしている方まで敵に回してしまうだろう懸念があります(決してそういう意図はないのですが、立場が違えば意見も違うため結果として相容れないこととなります)。

今回は爆笑してしまう作家、失笑してしまう作家などについて書きたいと思いましたが、面白いと思う箇所に限って18禁の表現が出てくるため断念しそうにあります。
私がエロ好きということでは決してないのですが、笑いの要素には恐怖やエロスが隠されているのですから至極自然なことと思われます。

何度読んでも声を出して笑ってしまうのが
『アウトオブチャンバラ』戸梶圭太著 講談社文庫
長屋住まいの町民、平六が女湯をのぞきに行く途中で拾った、鞘に収まった日本刀。
以下、抜粋です。

・・・ねんねこを除け、刀を鞘から抜いた。何回も出し入れして、うまく抜くコツが掴めてきた。…これを脇に差して日本橋を闊歩する自分の姿を想像してみた。何も仕事しなくても侍は侍。無一文でも侍。臭くても侍。
「男は侍」
平六は口に出して呟いた。
「男なら侍」
サムライ。やはり響きがいい。
平六は侍になったつもりで、想像の世界に入っていった。
「やい女、裸になれ。ならねば斬り捨てて、犬に食わせるぞ」
…想像の中で、娘の父親が「そ、それだけはご勘弁を、お侍さまああ」と脚にすがりついてきた。
「やかましいわ、くそじじいが!」
ひゅん!
平六はくそじじいの首に刀を叩きつけた。

と、R18の部分を避けて抜書きするとこんな感じですが、これでは面白さが伝わらないのが残念です。
戸梶圭太さんの公式サイトはこちらです。

もうお一方、芥川賞受賞作家の西村賢太氏の小説もご紹介したかったのですが、面白いと感じた部分に関してはエロスの要素が外せなく、西村氏の生き方に関しても賛否両論ありそうなので、今日はこの辺にします。
西村賢太氏の画像はこちら。



芸人さんに大絶賛されている、ハチャメチャな生き様の西村賢太氏のトークをご覧ください。
(トークも面白いですが、小説も劣らず面白いです)

この調子で今後2週間は「タブー」的なブログが続きそうな嫌な予感がします。
それでは今日はこの辺で。
posted by MSaito at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のこと
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