2018年10月17日

ファシャワーカー養成、対人技法に入りました

さて、第11期ファシャワーカー養成トレーニングは、対人技法に入りました。

対人技法と言ってもカウンセリングとは少々違います。
社会福祉援助技術の観点から、クライアントとワーカーの在り方を見直すことからスタートします。
社会福祉は問題をもった対象者(クライエント)が主体的に生活できるように支援、援助していくことを目的としていますが、ボディワーク(オープンパスメソッド)も同様に、クライアントさん自らが、自らを支援して生活できるように導くことを重要視しています。
(バイステックについては、過去ブログで少々触れています。こちら
個別支援の場面では、専門職としての倫理が、道徳に勝ります。
自分の立ち位置がわからなくなった時などは、このバイステックの7原則が役に立つと思います。

また、感情労働であるワーカーが自分自身を守っていく方法としてのアサーティブネスについてもお話しました。
ボディワーカーは肉体労働者であると考えられており、ある側面ではそれは正しいのですが、肉体以上に、いわゆる「神経」を使います。

私たちは、自分たちが考えているよりも、もっとずっと、他人を裁いて生きていると思います。
善悪、正誤、美醜、好悪などなど。
そんな自分をいったん枠の外に押し出して、一切のそうした判断を脇に置いてクライアントさんと対峙するのは、それ相当の努力を伴います。

また、長期に渡り自分の「あるべき」を支えてきた道徳的な考え方よりも、専門性を優先して日々の大半を生きていくためには自分を注意深く観察しなくてはいけないということは、社会人として生きている皆さんにはご理解いただけると思います。

それに重なるように「お金をもらう立場」になることで、自己主張をしづらい状況が生まれます。
幸いなことに、実生活ではおいでくださるクライアントさんは、みなさんセッションを受けてくださってなお感謝の気持ちを伝えてくださる方ばかりなので、実際の臨床の場では何の葛藤もありません。
それでも、この仕事を始めた当初から数年前までは「金を払ってるんだからなんとかしてくれ」という金銭のみの契約になってしまうケースも経験しました。

アサーティブが提唱する主語を「私は」にして会話を進めることによって、柔らかい自己主張のやりとりが行われます。
そうした場では双方に安心感を持ちながら、お互いに心地よく思える結論に達することが容易になります。

そのほかにもいろいろな技法がありますが、今期は手技への興味が強いように感じられましたので、対人技法はかなり省き、リリース練習の時間を設けました。

対人技法の他には恒例の「手技の確認」もしましたが、受講生のみなさま、手ごたえはいかがでしたでしょうか。

いずれにしても、インテーク(カウンセリング)で得た情報がいかにセッションに役立つか、取りこぼしがセッションをぶれさせるかを実感いただけたら嬉しいです。

今回のリリース練習の動画はこちらです。もう少し、練習時間があったらお伝えできることも多いのにな、と思います。
ご質問があればお伝えできるテクニックも増えますので、規定の30時間の中で経験したこと、疑問に思ったことをご質問いただきながら更に基本を確実にしていきたいと思います。



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