2021年07月23日

ボディワーク&ソマティクスを考える会

どうやら今日は、東京オリンピック開催当日だったようです。
オフィスにおいでくださった方が「何があるんだ?と思ったらブルーインパルスが飛んでいきました!」と教えてくださいました。
見逃してしまって残念ですが「一生に一度」の瞬間は毎秒あると思いなおし、残念気分を吹き飛ばそうとしてみました。

さて、本日は「ボディワーク&ソマティクス勉強会」通称「ぼでぃそま勉強会」の初日でした。

この回は「コアなボディワークの定義と、共存のための差異化」を目的とし、ソマティカルなボディワークを探求する会として発足しました。
そして、本日が第一回目となりました。

初日にふさわしく、前半は、自己紹介や、会の運営方針についてコンセンサスを得るようなディスカッションとなりました。
ちなみに参加者の層も年齢層も様々で、専門分野で分類するのであれば、ボディワーカー、整体師、ピラティスの専門家(先生の先生)、パーソナルトレーナー、エサレンマッサージのプラクティショナー、キャリアカウンセラー、武術家、コーチ、マッサージセラピストなど、多岐にわたりました。
どなたも「コアなボディワーク=ソマティクス」に興味をお持ちくださり、今後のご自分の活動を更に発展させていくことも視野に入れてくださっている方々です。

今回の議題は
「ソマティクスの定義についての考察」
で、もちまわりで行う発表者はわたし(斎藤)でした。

レジュメは
1.現在のボディワークは多様を極める
現在「ボディワーク」「ボディーワーク」と表記しているテクニックについて

2。歴史的観点からみたボディワーク
somaという言語について歴史的、文化的な側面から理解を深める

3.ボディワークを再定義する意図
共存のための差異化として、ソマティクスに必要不可欠な4大要素

4.ソマティクスの可能性
<ソマティクス(狭義のボディワーク)>が担っていけること

主に上記の4点について発表をしました。
結果として50分近い発表をしてしまいましたが、ご参加の皆様に熱意が伝わったとしたら嬉しい限りです。

ZOOMを介してのセミナー(正式なもの)は慣れない体験で、ファイルの送信ができない、ファイルの共有をしたくてもデスクトップのファイルが表示されないなどトラブルがありましたが、ご参加の皆さまの協力により無事に終了することができました。

ぼでぃそま勉強会は営利目的ではなく、有益な情報を共有する会として発足し、今後もその趣旨はぶれることなく継続したいと願っています。
そのため、現時点ではSNSを介しての不特定多数の方々への大々的なプローチは避け、信頼に基づいた仲間づくりをしています。
閉鎖的になるつもりはありませんので、次回はこのブログを読んでくださっている方にもお誘いのメールやDMが届くかもしれません。

その際にはぜひご参加ください。

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ご希望のセッションと、ご希望日を第三希望までお知らせください。
申し込みフォーム http://www.rolfingopenpath.com/contact-w79gg
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2021年07月07日

小川さんの「解剖学から読み解く手相」

毎月1日と15日(2020年3月〜2021年6月までは月に3日でした)に発行しているメルマガは、タイトルこそ「触察&ボディワークメール講座」としてありますが、書き手が興味をひかれたことについて、さまざまに書いています。

5月には、小川さんが「解剖学的観点から、手相を考えてみた」文章を書いていました。
とても面白かったので、以下にご紹介いたします。
長文ですが、解剖学をご存じの方はじっくりとお読みください。

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手相1.jpg


【突然ですが、占っていいですか?】

コロナによる緊急事態宣言がたびかさなって、仕事以外ではあまり外出せずに、自宅で過ごすことが多くなり、毎日がテレビ浸け、ネット浸けの状態です。
こんなときこそ、本を読んだり、何か勉強でもするチャンスなのですが、残念ながらそんな気持ちが起きてきません。

じつは今、「突然ですが、占っていいですか?」というテレビ番組に夢中で、オンデマンドでくり返し観ています。
けっこう人気番組だそうなので、観たことのある方々も多いかと思います。
ちなみに私は、その番組に出演する、星ひとみさんという占い師のファンです。
星さんは、かなり細かいこと、個人的なことまでピタリと当ててしまいます。

今回は、メルマガに何を書こうと悩みに悩んだ末に、今いちばん気に入っている、この占い番組にちなんだ内容にしようと思い立ちました。
というか、それしか浮かばなかったというほうが正直なところかもしれません。

さて、手相について書いてみたいと思います。
とは言っても、私は占い師ではありませんから、皆さんの運勢を占ったり、今後のことを言い当てたりはできません。
そこで、手相について、解剖学的な観点から何か話したいと思います。


【手のひらのシワから運勢を読みとる】

手相というのは、手のひらに刻まれたシワからできています。
では、そのシワはどうやってできるのでしょうか。

手のひらは、やわらかそうに見えますし、触ってみてもそう感じますが、じつはかなり固く、しかも厚くできています。
私たちが行う行為、作業のほとんどは、手を使います。
パソコンを使ったり、料理をしたり、ラケットをにぎったり、物を持ったり、運んだり。
そうした動きをくり返すうちに、赤ちゃんのころから元々あった、うすく単純なシワが、固くなり、厚くなって、そのぶん深く刻まれ、しかも個性的になっていくのです。

手相占いというのは、このようなシワから、その手の持ち主の運勢を読みとることでしょう。

手相1.jpg

【手相主要4線】
手相には、主要な線が4本あるそうです。
感情線、頭脳線、生命線、運命線の4本です。
これら4本について、解剖学的に考えてみたいと思います。


【感情線】

手のひらのシワは、指で物をつまんだり、手で持ったり、握ったりすることで深く刻まれていきますが、感情線はどのような動きに関係しているでしょうか。
動きの説明をしますので、ぜひ皆さんも一緒にやってみてください。

人差し指、中指、薬指、小指の4指を根元から軽く曲げると、感情線が深くなりませんか?
解剖学的に言うと、中手指節間関節(MP関節)の屈曲です。

この動きが感情線に関わっているわけです。

手指の動きに感情が表れることがあり、ノンバーバル(非言語的)コミュニケーションとして、かつ無意識の動きとして、私たちボディワーカーはそれを捉えることがあります。
そう考えると、「感情線」というのは、なんとなく納得です。

【頭脳線】

頭脳線はどういう動きに関係しているでしょうか。
これも一緒にやってみましょう。

感情線のときと同じく人差し指、中指、薬指、小指を、感情線のときより少し深く折ると、感情線に続いて頭脳線が深まってきます。

まず、人差し指、中指、薬指、小指が深く折られると、感情線の深まりに続いて、頭脳線の親指側のシワが深まりはじめます。
解剖学的には、4指(人差し指、中指、薬指、小指)のMP関節が深く屈曲した状態です。

なお4指を深く折ろうとすると、今度は、薬指と小指が少し親指の方向に傾きはじめて、頭脳線の小指側のシワも深まります。
解剖学的に言うと、薬指と小指の手根中手関節(CM関節)の屈曲が加わった状態です。

ちなみに、人差し指と中指のCM関節は不動(固定して動かない関節です)なので、この2指は親指の方向には傾きません。
指がここまで深く曲がると、ノンバーバルコミュニケーション的に言うなら、感情をともないながらも、もう少し強い気持ちが働いて、心のなかで何かを判断したり、評価したりしているかもしれません。
「頭脳」を使っているということでしょうか。


【生命線】

生命線はどうでしょうか?

深く折られた人差し指、中指、薬指、小指に向かって、親指が母指球ごと動いていくと、生命線が深まります。
これは親指のCM関節の動きです。

この動きは、人間特有の指の動きで、解剖学的には「対立」と言います。
この動きがあるおかげで、つまんだり、つかんだり、人間は手指を器用に使えるのです。
感情線を深める動きで何か感情を持ち、頭脳線の動きで決意し、生命線の動きでつかみとる、ということでしょうか。
何か合点がいきます。


【運命線】

最後に運命線ですが、この線はどのような動きで深まるのでしょうか。

生命線でつかんだ手を、小指を寄せるようにして、もっと深く折り込み、安定させると、運命線が深まります。
運命につながるような、安定した、方向性の決まったつかみ方、それが運命線を深める動きです。

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【手相学】 

手指は、私たちの身体の中で最もよく動く器官ではないでしょうか。
その人(手の持ち主)に特有な動きをくり返すと、その動きに合うように、少しずつ手のひらのシワが変わっていくでしょう。
そうすると、手相が変わっていかざるを得ません。

手指がどのような動きをするかは、その人がどのような行動をするかに関わっています。
手相占いとは、手とその持ち主との、そのような関係に関する情報を、長い年月をかけて収集、蓄積し、体系化した学問なのかもしれません(私の話は、ちょっとこじつけじみていましたが)。

【おまけ:主要線の深まりの例】

◆ごく小さな物をつまむときには、親指と人差し指が向かい合う形で動き、頭脳線の親指側と生命線が深まる。

◆小さめの物をつまむときには、母指に対して、示指と中指が向かい合う形で動き、感情線の親指側と頭脳線の親指側、生命線が深まる。

◆重みのある、大きめの物をつかむときには、母指に対して、示指、中指、環指、小指が向かい合う形で動き、感情線、頭脳線、生命線が深まる。

◆重めのある、棒のような形の物を握るときには、母指に対して、示指、中指、環指、小指が向かい合う形で、かつ環指、小指に
他の指より力をこめて動き、感情線、頭脳線、生命線、運命線が深まる。





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2021年06月26日

久々のブログ更新です

ただいま。

という気持ちで、このブログを更新しています。

長年継続しているブログをほったからしにしてありました。
メルマガに力を入れていたから、というのが一番大きな理由です。
特定の読者の方にしか届かないメルマガも、それなりにやりがいがありますが、ブログはもう16年ほどコツコツと続けてきたのだから、もっと大切にしなくてはと思いなおしました。

ツイッターは140文字で、端的なメッセージを届けるのに最適だと思います。
YouTubeは技術を確認していただくツールとして、編集などに時間と手間をかけています。
ブログはいまどき古い、instagramやtiktokで、気軽に手短かに情報を発信するのがよい、と言われているのは承知ですが、オープンパス(そして私自身)の考え方やこだわりなどを知っていただく媒体として、復活させました。
逆に、メルマガの発行日を月に2回程度にする予定です(新しく始めることが目白押しで、月3日はスケジュール的にタイトすぎることに気づきました)。

さて、7月は「触察ファーストステップ」そして「筋膜リリースコツのコツ」セミナーを予定しています。

「触察ファーストステップ」については「触察はやっぱり大切だ」と気づいてくださった方々を対象にしています。
触察のみならず、
・筋肉の働き
・姿勢や不具合との関連
・発生学的な考え方
・それぞれの専門分野に関わる知識

こうした事柄を含め、コンパクトにまとめました。

「筋膜リリースコツのコツ」は、筋膜リリースの基礎的な知識と技術を3日間にまとめました。
・筋膜の生理学
・リリースの感覚
・拘縮や短縮の見つけ方
・コンパートメントの見つけ方
・ツールの使い分け、
・関節感覚の援用(カウンターストレイン、ポジショナルリリースにつながります)

など、初心者向けながら、実践者であれば明日からすぐに使えるテクニックを集めたセミナーです。
続く「深部筋膜リリースセミナー」に参加希望の方にとって非常に理解しやすいコンテンツとなっていますので、ぜひ参加をご検討ください。
※深部筋膜リリースセミナーは8月開催予定です。


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2021年03月01日

3月は触察ベーシック2、コツのコツです

昨日、触察ベーシック1が終了しました。

今期は、バックグラウンドがそれぞれ異なる方々がご参加くださいました。
最終日の休憩時間に、参加者のみなさまとお話させていただいたのですが(私は通常、休憩時間は外に出てしまうので、これは本当に珍しいことです)、とても楽しかったです。
それぞれが生きてきた時間があって、ご縁があって、この時になっているのだなと思うと感慨深く感じます。
改まってお話する時間がなくても、相互にわずかながらでも踏み込んで知り合いになれる、ちょっとした時間というのはとても貴重だなと思います。

さて、3月は「触察ベーシック2」そして「筋膜リリースコツのコツ」が開催されます。

それぞれに特徴があるので、どちらにもご参加いただきたいのですが…
まずは「触察ベーシック2」について。

プロとしてお仕事するのに、精確な知識が欲しい方向けです。
プロなのに、ざっくりとしか相手のからだのことがわからないなんて、嫌じゃないですか?
解剖学用語で話せることと、実際に筋肉を触れることとは大きな開きがあります。
絵画について語れても、実際は描けない 美術家とでも言いますか…

そして、どこかで読んだような知識で語ることに、罪悪感を感じませんか?

触察ベーシック2は、触察のセミナーではありますが、それに留まりません。
解剖学的な動きを覚えたい
触察が動作(機能)と姿勢(構造)にどうかかわるのか知りたい
不快感と筋肉とのかかわりを知りたい
施術に関わる知識も吸収したい

こんか希望を持つ方向けに、たくさんトリビアを取り入れます。
そして人類学、認知心理学にも関わるコンテンツが含まれるので、「ボディワーク」へと歩みを進めたいと考えている方はもとより、自分の専門領域を深めたいと考えている方には最適なセミナーとなっています。どんな領域でも同じだと思いますが、基本は本当に大切です。

「筋膜リリースコツのコツ」について。
筋膜リリースをこれから行いたい人、もしくはご自分の知識をアップデートしたい方向けです。
筋膜をよりこまやかにとらえ、また関節マニピュレーションのテクニックも導入したので、筋膜のくくりを「大きく、そして微細に」考えたうえで施術した方向けです。
わかりやすく言うと、
他店の筋膜リリースと差別化したい方、
関節技も身につけたい方、
新しい筋膜の知識を知りたい方、
構造(姿勢)、機能(動き)を変化させる技術が欲しい方
脳神経への働きかけに興味がある施術者

向けの、筋膜リリースセミナーです。

「触察ベーシック2」セミナー ※締め切りは3月7日
https://peraichi.com/landing_pages/view/pal90
「筋膜リリースコツのコツ」※締め切りは3月10日
https://peraichi.com/landing_pages/view/fascia1


皆さまのご参加をお待ちしております。

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2021年02月15日

触察ベーシック1(骨指標)がはじまりました

さて、2日間で200か所の骨指標を触り分ける「触察ベーシック1」がスタートしました。

今回は、私個人の印象としては、導入部分が難しかったかも?

頭蓋骨の触察からはじまりましたが、頭蓋骨は骨の隆起がはっきりしない部分(縫合や上項線など)が多いので、初めての方にとっては「触れているのか?触れていないのか?」の判断が難しい部分でもあります。
今回は軸骨格の触察でしたが、本当は、付属骨格のほうが骨の隆起や膨隆などがわかりやすく、触察しやすく感じます。

筋肉の触察と骨の触察とを比較すると、筋肉の触察のほうがわかりやすいと思います。
筋肉なら、動かすことで触れているか触れられていないかがはっきりわかります。
骨指標はそうはいかず(骨指標は動きません)。
ただし、筋肉の知識があれば、そこに付着している筋肉を動かすことで正しく触察できているかが確かめられます。

メイン講師は小川隆之氏で、今回も「わかりやすい説明」と「わかりやすい図解」をたくさん用意していました。
単なる触察とせず、なぜその指標の触察が役立つのかを、多角的に(興味/職業別に)説明しました。
図解は触察を助けるもので、中でも脊柱の棘突起についての説明は、脊柱というわかっているようでよくわからない器官の触り分け演習を、簡単にしたのではと思います。

私はアシスタント(触察モデル、撮影、触察演習のアドバイス役)としての参加でしたが、こういう立場の参加より、フルに受講する立場として参加してみたいと思いました。

今期の特徴は、参加者の方の学び方が素晴らしいこと。
デモンストレーションを集中して見て、記憶し、記憶に基づいて触察演習をしていること。
これぞ、触察の学び方です!
体で覚える技術は、メモするよりも、見て覚えるのが一番です。
古い考えと思われるかもしれませんが、これには理由があります。
(長くなるので、この理由については機会があったら…私は着付けを学んだときに、見て覚えることの大切さを痛感しました)。

お説教臭くなりましたが、初日はみなさん集中して、また笑いも起こるようなリラックスした雰囲気で進みました。
次は2週間後です。
最終日になるので、小川氏としっかり打合せをして臨みたいと思います。


3月から開催の触察セミナー
○わずか9日間で90筋を触察する触察ベーシック1https://onl.tw/ZzUBiwU

3月開催の筋膜リリースセミナー
○筋膜リリースコツのコツ https://onl.tw/zyQn67Z


2021年セミナースケジュール
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